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かわさき整形外科・リウマチクリニック
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神奈川県川崎市川崎区駅前本町14−6マーヴェル川崎 5・6階

関節リウマチ

関節リウマチRHEUMATISM

関節リウマチとは

関節リウマチとは

関節リウマチは、免疫が誤って正常な細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。関節が炎症を起こして痛みや腫れが生じ、さらに進行すると骨が破壊されて、関節が脱臼・変形するなどして日常生活にも支障をきたすようになります。
日本では約70~90万人の患者さんがいると推計されています。また、男性よりも女性の罹患率が高いことがわかっています。

関節リウマチの発症原因

関節リウマチの発症原因

関節リウマチは、さまざまな要因が複雑に絡み合って発症すると考えられます。遺伝的要因のほか、タバコや歯周病、肥満、腸内環境の乱れ、ウイルス感染、ストレス、アスベストなどの後天的な環境因子も発症リスクを高めるといわれています。 ご家族に関節リウマチの方がいる場合は特に注意し、禁煙や歯周病の早期治療、適正な体重管理などに努めましょう。

関節リウマチの予防法

関節リウマチの予防法

関節リウマチは、完全に予防するのは難しいですが、発症の引き金や症状悪化の原因になりやすいと考えられる環境因子を避けるような生活習慣を心がけましょう。

  • 禁煙する。身近な喫煙者に協力してもらう
  • 歯周病の予防と早期治療で、口腔内を清潔に保つ
  • 胃のピロリ菌を除菌する
  • 腸内環境を整える
  • バランスのよい食生活を心がける
  • よく眠り、疲れをためない
  • ストレスを発散する
  • 適正な体重を保つ

関節リウマチと食事

健康的な食生活は発症を予防するためだけでなく、治療を効果的に進めるためにも欠かせません。
栄養をバランスよく摂ることで肥満や腸内環境を改善し、関節リウマチが進行しにくい体質への改善が期待できます。また、新鮮な野菜や果物、オリーブオイルや魚の脂、ヨーグルトなどの食べ物が炎症や痛み、こわばりの軽減を助けるという調査結果もあります。

関節リウマチの検査

関節リウマチかどうかの診断は、血液検査や画像検査などを組み合わせて行います。

血液検査

血液検査

血液検査では5つほどの項目を調べ、リウマチになりやすい体質なのか、すでにリウマチを発症しているのかなどを調べます。各項目の中で特に注目される値が「抗CCP抗体」です。これまでは診断が難しかったごく早期のリウマチでも陽性となるため、早期診断に役立つとされています。
また、血液から炎症の程度がわかるため、症状の原因がリウマチなのか加齢や使い過ぎなど別の要因なのかの区別がしやすくなります。

画像検査

画像検査

デジタルレントゲン・超音波検査装置などを使って、骨や関節の状態を調べます。デジタルレントゲンでは、骨が欠けたり、関節の隙間が狭くなったりするリウマチ特有の症状を確認します。また超音波検査では、関節の炎症や破壊の程度などを調べることができます。

関節リウマチの治療

当院には、日本リウマチ学会リウマチ専門医、日本リウマチ財団認定のリウマチケア看護師が在籍しています。お一人お一人の状態を見極めて適切な治療法をご提案します。また、治療が長期間になる場合も、患者さんに寄り添って心理的なサポートもしていきます。

MTX

MTX

メトトレキサート(MTX)治療薬は、その有効性から世界的に第一選択薬(診断されたら最初に処方される薬)になっています。関節の腫れや痛みを軽減させ、関節の破壊を抑えるなどの高い効果が期待できます。
しかし、腎臓・肝臓機能が低下している、妊娠を計画しているなど使用できないケースもあり、副作用にも注意が必要です。

生物学的製剤

生物学的製剤

生物学的製剤とは、バイオテクノロジーに進歩によって作られた先進的な治療薬です。生物から産生されるたんぱく質を利用して、関節リウマチの症状を進行させる「サイトカイン」や「T細胞」などのはたらきを阻害します。それにより、関節の炎症や破壊を抑制する効果が期待できます。

関節注射

関節注射

関節注射とは、ステロイド剤やヒアルロン酸を関節に直接注射する治療です。ステロイドは適正量を守って使用すれば、炎症を抑える高い効果が期待できます。ヒアルロン酸は関節の動きを滑らかにする潤滑剤の役目を果たします。